交通事故の損害賠償

交通事故の損害賠償請求を自賠責の被害者請求と訴訟(民事裁判)で解決した事例


        依頼主  50代  女性(A子さん)

相談前

仕事帰りに、信号待ちで停車中の私の車に、メールを操作しながら運転していたBの車が追突しました。夕方6時ごろで、私の車の前には、何台かの車が信号待ちで停車していました。私の車は、前に停車していた2台に「玉突き衝突」しました。私の過失はゼロということでしたが。車は廃車になり、私のほうは、むち打ち症で首、背中、腰の痛みが強く、1年以上病院や整骨院に通いましたが、なかなか、良くなりませんでした。主治医によると、レントゲン・MR・CTなどでもそれほどの異常がみられないとの事でした。でも、痛いものは痛いのです。B側の保険会社の人は、「もう、治療を打ち切ったら。」というような電話を、たびたびかけてこられました。でも、被害者の自分としては、元の痛みのない生活に戻してもらわなければ、納得できませんでした。

 

相談後

高原弁護士に相談したところ、症状がこれ以上良くならない「症状固定」として、「後遺障害認定(14級)」の認定を得ました。

また、損害賠償の訴訟を起こし、請求金額がすべて認められました。

 

高原弁護士のコメント

後遺症12級の認定は難しいことを含め、訴状提出時に請求額をていねいに説明し納得してもらい、かつ、請求額は訴訟で認められている標準的な額であったため、第1回期日で結審、第2回期日で判決言い渡しとなりました。

 

依頼者A子さんの感想

事故の日から、毎日が痛みとの戦いでした。首や背中や腰が痛く、通勤は、文字通り痛みにうなりながら運転をし、夕方は、腰の痛みで足をずるずる引きずりながら、スーパーで買い物をしました。

 B側の保険会社の人は、治療が続いている間、何度も電話をかけてこられました。休めない仕事ですので、私は、歯を食いしばって毎日毎日を送っていましたが、保険会社は、「なるべく早く治療を打ち切らせたい。」という感じでした。交渉のプロである保険会社の人と私が対等に話せるはずもありませんが、私の入っている保険会社は、私の方の過失がゼロなので、相手方との交渉はしてくれませんでした。私としては、元の痛みのない生活に戻してもらうまで納得できません。高原弁護士に相談しました。

 高原弁護士は、「元の身体に戻す」ことは、無理であること。後遺障害を認めてもらうことと、慰謝料という形でお金をもらうことしかないと言われました。

高原弁護士は、私の気持ちをよく理解してくれ、また、後遺障害や損害賠償について、非常にわかりやすく説明してくださいました。保険会社との交渉、訴訟まで、代理人という形で専門家についていただいたのは、非常に心強かったです。訴訟(民事裁判)と聞いて、びっくりしましたが、実際には、私が裁判に出ることはありませんでした。また、弁護士にお願いすることで、私が思っていたよりも多くのお金を、B側の保険会社からいただくことができました。

 裁判で、私の言い分が全て認められました。私が、一年以上苦しんだことをわかっていただけたことが本当にうれしかったです。素人の私にとっては、裁判なんて思いもよらぬことでしたが、裁判をして、本当によかったと思います。

 高原弁護士には、本当に感謝しています。